愛するまもちゃんへ☆(※まも誕祭参加者様のみ閲覧可)

遅くなって申し訳ありません
Wうさ誕祭同様、皆様からお寄せいただいたラブレターをまとめさせていただきます。
トラブル等を防ぐため、いくつか注意点がございますので、ご一読いただいてからお進みくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

・今回も作者さんの意向で掲載していない作品がございますので、放送とは一部内容が異なります。

・内容は一切修正しておりませんが、明らかに誤字や名称ミスなどだと分かるもののみ訂正させていただいていたり、読みやすいように改行を入れさせていただいていたりしております。
そのため、送っていただいたものと同じではない部分があるかもしれません。
ご了承ください。

・多くの作品は匿名で掲載させていただいておりますが、すべての作品の著作権は各作品の作者様にありますので、保存・転載厳禁です。
参加者以外の方にパスワードを教えることや、どこかに載せるのもやめてください。

・二次創作類が苦手な方はご注意ください

・放送で読んだ順に載せておりますので、後半カオスですw

・長いです。お時間のあるときにどうぞ!


以上をご理解いただけた方のみ、お進みくださいませ(´▽`)ノ

※うさ→まも


まもちゃん……大好きだよ。
これからもずっとずっとずっとずうっとまもちゃんのお誕生日をまもちゃんの隣で、
1番近くで1番最初に祝えるうさこでいたいな。
ずっとずうっといつまでも一緒にいようね。
うさこの幸せはいつでもどんな時でも大好きなまもちゃんの隣にいる事です。
お誕生日おめでとう☆☆まもちゃんo(≧∀≦)o

☆あなたのうさこより☆



※現代のうさぎ→未来の衛(キング)


未来のまもちゃんへ

愛するまもちゃん、お誕生日おめでとう!!


そして、未来でもお元気ですか?
あたしは元気です。

そっちのあたしは、いつもまもちゃんのそばにいる?

どうしても、未来のまもちゃんにお手紙だしたくてちびうさに頼んじゃった。えへへ。

今日はまもちゃんのお誕生日だね。あたしはこれからこっちのまもちゃんとデートだよ!
夜はね、みんなでクラウンでパーティーするの。
あたし、まもちゃんが生まれた日を祝えるのがすっごくうれしい。

まもちゃん?
まもちゃんはいつかあたしに、俺は君の足手まといになる。みたいなこと言ってたけど、それは違うよ?
あたしはね、まもちゃんと会う前も毎日とっても楽しかった。
朝はねぼうして、ガッコちこくして、センセイに怒られて。
放か後はなるちゃんたちとパフェ食べたり、そのあと宿題忘れて夕方ねちゃって。

そんなフツウで楽しい毎日を送ってたよ。

でもね、まもちゃんに出会ってからはね。
毎日の通学の道も、ママのお弁当の味も変わったよ。
なんだろうなぁ?

あたしバカだから、うまく言えないんだけどね。
そこらじゅうに、キャンディとチョコレートとシュークリームと・・それからそれからクレープとケーキ!!
そういうあたしの大好きで甘いものがちらばってるみたいになったの。

わかるかなぁ?


まもちゃんと出会ってから、あたしの毎日はキラキラしだしたの!!
ねぇ、まもちゃん?
まもちゃんが生まれてきてくれなかったら、うさの人生はおやつなしのさみしいモノになってたんだよ。
まもちゃんが生まれてきてくれて。あたしたちが出会えて。
こういうのって「キセキ」って言うのかなぁ?
(あ、漢字わかんないよ・・。)

うまく言えなくてごめんね。
えっとね、つまり・・・そう!!!あたしはまもちゃんにいっぱいありがとうって言いたいの!!
まもちゃんのパパとママにも言いたいよ。
まもちゃん、生まれてきてくれてありがとう。

今年のお誕生日、そっちのあたしはちゃんと祝ってるかな?


こっちのまもちゃんじゃなくて、未来のまもちゃんにお手紙出したのはね。
まもちゃんってば、あたしが大好きー!って言っても、オレのほうが・・なんていいだしてくるんだもん。
ヘンなとこ、負けずキライなのよね。
でも、そういうところも好きだったりー・・。(あ、まもちゃんには内緒よ?)
だから未来のまもちゃんに言ってみよっかなぁ。なんて。

あとね、あたしはいつの時代もまもちゃんが好きだから。
まもちゃんにおめでとうが言えることが嬉しいから。

それを伝えたくて、お手紙だしたんだよ。

8月3日。
まもちゃんが生まれた日。
これからもずっとずぅっと、あたしにおめでとうって言わせてね。
そばにいさせてね。

まもちゃんがいるこの地球に、この世界に。
あたしは生まれてきて幸せ。


なんか、あたしの誕生日じゃないのにあたしがソワソワしちゃってるよ~!!


じゃあ、そっちのまもちゃん元気でね。
あんまり未来のあたしのことからかったりしないでよね?

おめでとう。

P.S
このお手紙のこと、未来のあたしには内緒にしてね?
あたし、きっといくつになっても、相手が過去の自分だったとしても・・。

すぐ、ヤキモチやいちゃうと思うから。
わがままでごめんなさい。。


あなたのうさこより。


なお、こちらの作品はゆさうさんのブログ『恋するプロフィール♪』でも読めます。



※うさ→まも(うさ誕ラブレターで5つ目に掲載させていただいているお手紙のお返事っぽく)


まもちゃんへ

このあいだはプレゼントとお手紙、どうもありがとう。
まもちゃんからお手紙もらえるなんて、はじめてだったからちょっとビックリしちゃったケド、すっごく嬉しかった。

まもちゃんは私が傍にいること、とっても幸せだって言ってくれてたけど、それは私のほうなんだよ。

まもちゃんはいつも私に、勇気や、優しさを…そして愛を伝えてくれる。
まもちゃんが傍にいてくれるだけで、心があったかくなるの。
だから、どんなにつらいことがあっても私は前を向いて歩けるんだよ。

私は…何も強くなんかないけど、でも愛するまもちゃんや、うまれてきた私たちの大切なムスメ、そしていつも私たちを見守ってくれる大好きなみんなのこと、私の体と心ぜんぶでせいいっぱい守っていきたい。

まもちゃんの優しさもたまに見せる厳しさも…ぜんぶひっくるめて、まもちゃんが大好きよ。

まもちゃん、お誕生日おめでとう…!
私を愛してくれて、ありがとう
たくさんの幸せをありがとう

これからもずっとずっと、傍にいてね。



※うさ→まも


あいするまもちゃんへ

まもちゃん、おたん生日おめでとう!
今年もまもちゃんのおたん生日をお祝いできて、うさこはとってもしあわせものです
これからもずうーっとまもちゃんのおたん生日をお祝いするからね。
まもちゃん、生まれてきてくれてありがとう。
これからもよろしくね!

あなたのうさこより



※うさ→まも


まもちゃんへvvv

まもちゃんにお手紙書くなんて、久しぶりだね^^
今日はまもちゃんの誕生日だから特別に書いちゃうvv
この手紙は永久保存版だからねっ!!!わかった?まもちゃん!!!

ねぇ、私たちが出会った頃の事、覚えてる?
私はまもちゃんの事、アンタって呼んだり・・・・
まもちゃんは私の事おだんごあたまっていってたよね。
なんかさ~そのこと思い出すと懐かしいな~って/////
あの頃はホント嫌味ばっかり言ってたよね(笑)
ごめんねっ まもちゃん///
今はまもちゃんの事、だいだいだーい好きだからねっ!!!

初めの頃と違って、今は互いに思いあって・・・・・愛し合ってる//////
男と女って不思議な生き物だよねvvvv
ある時、仲悪い二人が愛に目覚めるんだもの/////
そういえば、私たちが恋人になって初めて名前を呼び合う時、ちょっとぎこちなかったよね///

「・・・・・・まっ・・・・まもる、さん?」
「うさぎ・・・」
「う~ん、ダメ!やっぱりなんかしっくりこないー」
「そうか?・・・・」
「恋人同士なんだし、やっぱりラブラブっぽい感じがいいのよね~」
「らっ、らぶらぶっぽい・・・・・?」
「そうそう、ラブラブっぽい・・・・・・・」
そう言いながら私たちはベンチに座っていると、砂場でおままごとしてた男の子と女の子を見かけて


「・・・あっそうだ!!!」
「どうした?」
「ふふふ~////まーもちゃん/////」
「えっ」
「ラブラブっぽい感じでしょ?まもちゃん」
「まっ、まもちゃん?」
「うん♪♪」
「おれ、男なんだけど・・・・」
「そんなのわかってるよ~vvでもこっちの方が呼びやすくてラブラブっぽいもん////」
「・・・・そうか?・・・・・」
「そうそう////それでね、まもちゃん・・・・・私の事は・・・・・/////」
「?」
「・・・・・うさこ/////って呼んで/////」
「うっ、うさこ?」
「うん///」
「まもちゃんとうさこ///いい呼び名だよ////」
「そうか?・・・・まあ、そう言うなら・・・・・」
「まもちゃん///」
「・・・うさこ・・・」

そうやって私達の恋の物語が始まっていったのよね////
苦しい時や辛い時もあったけど、ここまで乗り越えられてきた。
それは、・・・まもちゃんがいたからだよ

遠く離れていても、心の中で繋がってる
そばにいてくれるだけで、私の大きな力になる
私の一番の大切な大切な・・・・大好きな人

えへへっ、なんか自分で書いてて少し恥ずかしくなってきちゃった////
でも、本当の事だからねvv
まもちゃん、
生まれて来てくれてありがとう
私と出会ってくれてありがとう
いつも支えてくれてありがとう
あの時、まもちゃんがおだんごあたまって言ってなかったら
私達、一体どうなってたんだろうね?
ちょっとはましな出会い方してたかな?
でもあの出会いは偶然じゃなく必然だと思ってるvv
テスト用紙を丸めて捨てて、人の頭にあたるなんて、めったにないでしょ?
当時はありえないと思ってたけど、今は運命の出会いだったって思うんだ////
出会いはみんな必然、、だからね/////

長くなっちゃったけど、
これからも、一緒に未来を歩んでいこうね^^
二人でならどんな困難も乗り越えて行ける
今までみたいに・・・・・
まもちゃん大好きだよ////
そして、愛してます//////////

うさこより



※うさ→まも


まもちゃんへ
まもちゃんお誕生日おめでとう。
まもちゃんはいつでもアタシの足手まといではないかって悩んでいたね。
隠さなくっても、アタシにはよく分かるよ。
だって好きな人だから、気持ちくらいわかるんだ。
すごいでしょう。
でもね、まもちゃんアタシはまもちゃんがいないと戦うことを怖がる、ただの泣き虫の女の子なんだよ。
まもちゃんの力があってアタシは「アタシ」となれて力が湧いてくるんだよ。
だから私はまもちゃんがいないと本当にただの泣き虫な女の子だよ
あの頃と同じような...
その証拠って言うのはおかしいかも知れないけどあたしがまもちゃんに対して「愛している」と言わないのはね、それが足りないくらいまもちゃんのことが「大好き」だからだよ。
だからこれからもそばにいて、一緒にこの世界を守ろうね



※うさ→まも


大好きなまもちゃんへ

まもちゃん、お誕生日おめでとう!
こうしてまもちゃんのお誕生日を祝えるのってなんだか幸せだね。

みんなでわいわいしてるときも楽しいけど、やっぱりまもちゃんと二人でいる時は特別。
まもちゃんが「うさこ」って呼んでくれるのが好き。
デートの待ち合わせ場所に着いた私を見つけて、微笑みながら片手をあげて「うさこ」って呼んでくれるだけで私は世界で一番幸せな女の子になれるんだよ。

いつもまもちゃんが私にパワーを分けてくれる。
まもちゃんがいるから私はプリンセスとして、戦士として強くなれる。
私の大切なみんなを、まもちゃんを守れる力が生まれるの。

過去も未来も今も、永遠にまもちゃんを愛してるよ。
これからもずっと一緒にいてね。

生まれてきてくれて、ありがとう。
来年もその次の年も、未来のまもちゃんに会ってお誕生日を祝えますように。

お誕生日おめでとう

うさぎ



※うさ→まも


まもちゃんへ

まもちゃん、誕生日おめでとう!!
まもちゃんと出会えて、本当によかったってあたし思ってるよ。
そりゃあね、初めて会ったときはヤなヤツって思ってたけど。
でもね、そんな気持ちはすーぐどっかいっちゃったの。
どんどんあたしはまもちゃんに惹かれていったわ。
今ではこうして恋人同士でいるけど、不安な気持ちも実はあるの。
まもちゃん、かっこよさはもちろん、スポーツ万能だし、「なんとか学」ってあたしにはぜーんぜんわかんない難しいべんきょーできるくらい頭いいし。
性格だって、優しいし誠実だし、私と違って気も利いたりして…。
というか悪いところが見当たらない程まもちゃん完璧なんだもん!
それに比べて、あたしってばドジだし、べんきょーもできないし、なんていうか、その…まもちゃんと私じゃ釣り合わないんじゃ…て思うときもあるの。
でも…あたしはね、まもちゃんがいないとだめなの。
この前、「俺はいつもうさこに助けてもらってばっかりだ」なんてまもちゃん言ってたけど、それは違うわ!
まもちゃんがいるから、あたしは頑張れるの!
まもちゃんがいなかったら…あたしは、なーんもできないの。
…まもちゃんが好きすぎてたまらないの。

生まれてきてくれて、ありがとう。何があっても、ずっと一緒よ。
愛してるわ、まもちゃん。


うさぎ



※うさ→まも(短編小説)


ちびうさが寝た後に


ちびうさは、もう寝たのか」

寝室の扉をそっと閉める私に、リビングのソファで座るまもちゃんが話しかけてきた。

「うん。今日は張り切ってたから疲れてたみたい。」
「そうだよな。まさかうさこにも内緒で、あんな特大のケーキを用意してくるなんてな…」

 とても3人じゃ食べきれないほど大きなケーキを、ちびうさは誕生会のために準備していた。まこちゃんに作り方を教わって、ほたるちゃんといっしょに作ったって言ってた。

「さすがにあんなのが来たから驚いたよ。」

まもちゃんがにこにこしながら話していた。私は、まもちゃんのとなりにちょこんと座った。

「でもあの子、まもちゃんが喜んでたらすっごく嬉しそうだったよ」
「そうだな。オレもすごく嬉しかった。ちびうさも、うさこに似て人思いのいい子になってきたな」
「私に似てだなんて…。まもちゃんに似たから、だよ」
「ハハハ、じゃあ2人に似たってことかな」
「そうかなぁー」
「そうだよ、きっと」

そして私は、まもちゃんと見つめあいながらカラカラと笑いあった。

「ところでうさこ。うさこからのプレゼントは...ないのかな」
「…ちゃんとあるよ。びっくりさせたいから、ちょっと目をつぶってて」
「お、そうか。じゃあ…」

ゆっくりまもちゃんが目をつぶった。私は、いそいそと立ち上がり、まもちゃんと向かい合うようにしてソファに座った。そして、ぐーっと目一杯顔を近づけた。

「いいよ、目を開けて」

ささやくようにして言ってみた。
ちょっとは、これでも頑張って言ってるつもりだよ。

「ん…ん?」
「誕生日、おめでとう」

そういうと、私は近づけていた顔をさらに近づけて、まもちゃんのくちびると私のくちびるをちょっとくっつけた。

「ん…」

ほんの少しの軽いキス。すぐにくちびるを離して、まもちゃんの首元に腕を回した。

「誕生日おめでとう、まもちゃん。今日はね、いつもまもちゃんに私が甘えてばかりだから、まもちゃんに一杯甘えてもらいたいなって、思ったの」
「うさこ…」
「好きだよって言わせてるのも、キスさせてるのも、おねだりしてるのもいつもみんな私でしょ。だから、私がいつもまもちゃんに甘えてばっかりだなって気がしてさ...。それで、誕生日くらいは私に甘えて、楽になって欲しいなって、なんか思っちゃったの」

 私はまもちゃんが大好きで、まもちゃんも私を愛してくれているのはすごくよくわかる。
でも、まもちゃんに比べれば私なんてまだまだ。だから、本当にたまーにだけど、私でいいのかなって思っちゃうときがある。まもちゃんは、いつも「そんなうさこが好きだった」って言ってくれんだけど…。でも、今日はそんな不安と思い切ってサヨナラしたかった。

「いつかちびうさが言ってたでしょ。セーラームーンはみんなのママだって。そんな風に、まもちゃんを今日は優しく包んであげたいの…こんな誕生日プレゼントじゃ、ダメ?」

そういった途端、今度はまもちゃんが私をギュッとしてきた。

「えっ!?」
「いけないぞうさこ、また「ダメ?」ってお願いしてるじゃないか」
「え…あ…ごめん。」
「謝らなくていいさ。うさこはうさこのままでいて欲しい。自然体のうさこがそばにいてくれるから、オレは元気になれるんだ。気持ちはすごく嬉しかったよ、ありがとう。」

まもちゃんの思いやりになんだか嬉しくなって、自然に涙が出てきちゃった。まもちゃんに甘えさせるはずが、また私が甘えちゃってるみたい。

「まもちゃん…ごめんね」
「ほら、また謝ってる。いけないぞ、うさこ。もうごめんはナシだからな」
「うん…ありがとう」

 まもちゃんが人差し指でそっと私の涙をぬぐってくれた。誕生日プレゼントで喜ばせるはずが、また私が嬉しい気持ちになっちゃった。本当に本当に、まもちゃんは優しい。

「さ、うさこ。オレたちもそろそろ寝ようか」
「うん!」

そういって、私とまもちゃんはそっと手をつないで寝室へと向かっていた。まもちゃんの手が温かい。心も身体も、毎日こんなぬくもりを感じられるなんて、いっしょになれて本当によかったって思ってるよ。ありがとうまもちゃん、お誕生日おめでとう。



※原作うさ→まも(短編小説)


カラダの記憶 manga.ver

拝啓、まもちゃん。
お元気ですか?
まもちゃんがそちらへ旅立ってから、もうふたつめの季節が過ぎようとしています。
夏休みに入ってから、あたしはみんなと一緒に、海へ行ったりプールへ行ったりして、
まもちゃんからときどき届く、星のカードを眺めながら、みんなと楽しく過ごしています。
そちらでの生活には、もう慣れましたか?
そちらも、季節は夏なのかな。
日本は暑いです。

今日は、まもちゃんから預かってる合鍵で、
まもちゃんのお部屋に来て、この手紙を書いています。
窓から見える外の景色は、まもちゃんがいたときとまったく変わらないのに、
この部屋に、あたしの隣にまもちゃんがいないというだけで、
世界の色はまるで違う気さえします。
ヘンだよね。
ホントは、なにも変わってなんかいないのに、
あたしは、まもちゃんの傍にいられないというだけで、こんなにも・・・・・・





そこまで書いたところで、バースデーカードに書いた文字がにじんで、あたしはペンを置いた。
涙があふれて止まらない。
ねえ、まもちゃん、あたしって、欲張りなのかな。
あなたの残した手のひらの温かみも、頬や肌にふれるその感触も、
耳元に残る吐息もキスも、あいしてるの言葉も、
まるで昨日のことのようにあたしのカラダは記憶しているのに、
それでも、なにひとつ物足りないなんて。


窓の外に夜が明ける。
紺色の空はゆっくりと薄く白み始めた。
しんと静まり返った真夜中の静寂から、徐々にひぐらしの鳴き声がきこえはじめる。
目を閉じてベッドに横たわったあたしは、そのひぐらしの声に耳をすませて、
いつの間にか、眠りのふちに立った。


ねえ、まもちゃん。
今年のまもちゃんの誕生日は、一緒に過ごすことさえ叶わないのね。





ひぐらしの声はいつの間にかセミの鳴き声に変わり、
すっかりあかるくなった陽の光のまぶしさに、あたしは目をあけた。

見上げた天井は、あなたと共にめざめたときとなにも変わらないのに、
振り向いた隣に、あなたはいない。
ただそれだけのことなのに、
あたしには、この真夏の太陽のまぶしささえも色褪せてみえるの。


なお、こちらの作品は望月さんのブログ『20 years after』でも読めます。



※アニメレイ→まも


まもるさん

お誕生日おめでとうございます。
今日のこの機会に、普段言えない事をまもるさんに申し上げたく筆を執らせていただきます。

前世の記憶を取り戻す前、憧れのまもるさんと喫茶店でお紅茶を飲んで映画を見て、公園の散歩をしていたあの頃―
「満たされないこの気持ちは何?やっぱり何でも割り勘にされてしまうからかしら?!

普通デートだったら男の人が払わない?!今月の小遣いこれでゼロ!」

なんて思っていたこともありました。

あたしがなんとなく感じていた違和感を、きっとまもるさんも感じていたと思います。
今にして思えば、それはまもるさんには前世から愛している、たった一人の女性(ひと)がいたからなのよね。

ううん。まもるさんだけじゃない…あたし達にとってもよ。

まもるさんにとってその女性(ひと)があたしじゃないってわかった時、不思議と嫉妬はなかった。
そりゃあ、レイちゃんだってちょっとは複雑な気持ちにもなったけど?

それよりも、まもるさんとうさぎがあたし達のお護りするプリンスとプリンセスなんだってわかって、これまでにないほど戦士としての自覚が芽生えました。
今ではお二人にお仕えできることを光栄に思います。

まもるさんは今でも私にとって憧れの人です。
でもそれは、以前感じていた憧れとは違います。
遠いところからきた、もっと大きく、深い憧れ―

たとえナンダパンダと色々事情があって夢ランドのパンダさん機関車に乗って、一人で揺られているのが唯一の趣味だとしても。
パンダさんの機関車からキリンさんの電車かゾウさんのバスに変わっても、この気持ちは変わりません。

でもね、いくらまもるさんだからって
みちるさんが秘書で美奈子ちゃんが妹?
まこちゃんがお姉さんで、はるかさんが社員??
亜美ちゃんが奥さんで、レイちゃんを愛人にしたいですって?!

ましてやうさぎはペットだなんて…!

セーラー戦士のあたし達、とくにこの火野レイちゃんが可愛いからって許しませんよ!

たしかにねぇ、うさぎのおこちゃまにはあたしやみんなもほんと呆れちゃうわ。
でもうさぎは、能天気のお気楽ちゃん~~に見えてあれで結構色々考えてるのよ。
そんなことはまもるさんが一番よくわかっているでしょうけどね。

うさぎったらいっつも

「ママが作ってくれたレモンパイ、ちびうさがあたしの分も全部食べたぁ~!!」

とか、勉強もしないで

「またテストで赤点取っちゃったぁ~~はるだとママに怒られるぅ~~~」

とかっ

ビービー泣くくせに、大事なことに限ってあたし達には打ち明けないで一人で悩んでることだってあるの。

だからそんな時は、そっとまもるさんがうさぎのそばにいてあげて?
うさぎの笑顔が大好きなの。みんなあの子に救われたんです。
そうでしょ?

うさぎを悲しませるようなことしたら、レイちゃん、ハイヒールでおしおきしちゃうんだからっ。

だからあたし達は過去現在未来も、プリンスとプリンセスのことを全身全霊をかけてお護りいたします。

それと。
あたしがまもるさんにこの手紙を書いたこと、うさぎには内緒よ?

それじゃあ、まもるさん。
これからもずっとうさぎをよろしくね。


お誕生日本当におめでとうございます。


セーラー戦士一同を代表して
レイより



クイン・ベリルエンディミオン(原作、セラミュなど複数要素あり。笑)


エンディミオン

今日はエンディミオン、そなたが生まれた日。
なんと素晴らしい日であろうか。

わらわはずっとそなたのことを見ていた。
地球国の王子であるそなたと結ばれるのは運命だと信じて。
だが、そなたが選んだのはわらわではなかった…。
力ずくでもいい、どんな手を使おうとも、そなたを手に入れたかった。
たとえ悪魔にこの身を捧げようとも。
ゆえにわらわはメタリアに力を求め、そして、ダークキングダムの女王に君臨したのだ。
…それほど、わらわはそなたを想っていたのだ、エンディミオン
これほど想っていたそなたを、月の王女にとられたのが悔しくて悔しくて…気がつけば、そなたへの愛は憎しみへと変わってしまっていた…。
だが、今では自分のしたことは間違いだったと思っておる。
メタリアの力を借りるどころかメタリアに完全にわらわは支配され、しまいにはそなたを傷つけた。
なんと愚かであったことか…。
もう二度とあんな愚かなことはせぬから、どうか許してしてほしい。

だが…想うだけなら、かまわないであろう?

これは余談だが、そなたのことを想っておる者は、わらわだけではないぞ。
まったくエンディミオンよ、 そなたはなんと罪な男であることか。

Happy Birthday dear Endymion.

クイン・ベリル



※アニメちびうさ→まも


まもちゃんへ

まもちゃん、おたんじょうびおめでとう!!!

あのね、きょうはまもちゃんのために、とびっきりのプレゼントよういしたんだよ!
わたしひとりじゃちょっとたいへんだったから、プーにいろいろてつだってもらったんだけどね。
うさぎもなんかつくってきたらしいけど、うさぎのなんかのよりあたしのほうがぜーったいおいしくできてるもん♪
あたしのとくせい!あいじょうたっぷりのスペシャルクッキー、めしあがれっ♪

やさしくてかっこいいまもちゃんがだーいすき!!

ちびうさより



※実写ミオ→まも


まもるくんへ

Happy Birthday!!まもるくん(はあと

まもるくん、プレゼント渡そうと思って電話したのに、なんで電話でてくれないの?
直接会って渡したかったのにぃ。
え?もしかして照れ隠し?もう、まもるくんたら~。
まあいいや。だからね、まもるくんの家宛にプレゼント送っておいたの。
この手紙と一緒に黒い箱、届いてるでしょ?


この前も二人でいたの見かけたけど、うさぎちゃんってそんなにかわいいかなあ?
私の方が数倍きれいでかわいいと思うんだけどな~。
でも、ほんとは私の魅力に気づいてるんでしょ?
まもるくんいっつも私にそっけないけど、恥ずかしがってるだけってバレバレだからね!

まもるくんと結婚するのはわ・た・し(はあと

そうそう、まもるくんはどんな結婚式がいーい?
ド派手なものもいいと思うけど、小さな教会で二人っきりでっていうのもロマンチックでいいと思うんだよね。
ほらぁ、こういうのは早めに考えておいたほうがよくない?

今度二人で会って話そうね(はあと

ミオ



※原作プルート→キング


キングへ

キング、お誕生日おめでとうございます。
スモールレディからお伺いしましたが、どうやら今日はクリスタルパレスでキングのお誕生日パーティーが開催されるとか。さぞ盛大なパーティーなのでしょうね。
スモールレディも、今日キング(パパ)にプレゼントを渡すんだ♪と、とても意気込んでいましたよ。

私は番人ゆえ、時空の扉から離れることはできませんので、キングに直接会ってお祝いはできませんが、この度は手紙にて、お祝いの言葉を述べさせていただきました。
スモールレディからパーティーの話が出た時、私もぜひお祝いしたい、と一言申し上げたところ、スモールレディが、じゃあ私が手紙渡してあげる!と言ってくださり、こうしてお手紙をお渡しすることができました。
まったく、心優しいところが本当にキングそっくりですね。
こんなにいい子に育ったのはきっと、キングやクイーンの愛情が深く、すばらしいものであるからなのでしょうね。
時々、そんなスモールレディを羨ましく思うこともあります。

ぜひ今日はよい誕生日をお過ごしくださいませ。
クイーンにもどうぞ、よろしくお伝えください。

キングのますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

プルート



※某宇宙人(笑)→まも

僕の親愛なるまもるくんへ

お誕生日おめでとう。
地球には誕生日を祝う習慣があるって聞いたから、どうしてもお祝いがしたくて手紙を書いたんだ。
この手紙のために地球の言葉の書き方教室にも通ったんだよ。
ひらがなの「や」はバランスをとるのが難しいね。

僕は自分の誕生日がいつなのか分からないけれど、僕が地球に辿り着いてまもるくんに助けてもらったあの日、ぼくは初めて生まれてきて良かったと思えたんだ。
だから、あの日が僕にとっての誕生日だったのかもしれない。
まもるくんが地球に生まれてきてくれた事にもすごく感謝してる。
あの時まもるくんに出会っていなかったら、ぼくはきっと人の優しさにも花の美しさにも気が付かずに、何の目的も無く孤独に宇宙をさまよい続けていたと思うんだ。
僕を孤独から助けてくれたまもるくん、本当に生まれてきてくれてありがとう。

まもるくんは人気者だろうから、あのつまらない女の子とか他にも沢山君をお祝いする人は居ると思うけど、心の隅でいいから宇宙からも君の誕生を祝ってる人が居るって覚えておいてくれると嬉しいな。

僕は今ある星でお花畑を作るために畑仕事に精を出しているよ。まもるくんの好きなバラを沢山植えるつもりなんだ。
いつかまもるくんに贈るにふさわしいお花畑ができたら、沢山のバラを持ってまた君に会いに地球に行くよ。
昔2人でした約束を今度こそ果たしてみせる…
ああ、あのつまらない女の子にも雑草か何か適当に摘んで持って行くから安心してくれ。
大丈夫、もうあのつまらない女の子を突き飛ばしたりしないよ。
ただ横についてねちねち小言を言うだけだからそこも安心してくれ。

また会える日を楽しみにしているよ。

君の "最初の" 友達、フィオレより



以上です。
お疲れ様でした!
今回もたくさんの力作を本当にありがとうございました!
まもちゃん愛されてるー!!